2020年11月16日、当院にて第8回野球塾を開催しました!!
今回は新型コロナウィルスの影響で、当院の会場参加とzoomを併用しての開催となりました。会場には選手は参加せず、チーム関係者や医療スタッフのみ人数制限をかけ、感染対策を十分に行った上での開催でした。
今回のテーマは、『あ!っと驚くほど野球がうまくなる、身体の使い方』でした。
第1部前半は、当院の理学療法士小玉・小池が投球障害に関わるセルフチェックとセルフエクササイズについて発表しました。
第1部後半は、元横浜ベイスターズ監督の牛島和彦氏とセラ・ラボ代表の山口光國先生による「野球が上手くなるための身体の使い方」、昭和大学藤が丘病院整形外科の鈴木昌先生による「全国の肘検診 検診報告 トレーニング紹介」についての講演でした。
今年は、野球が上手くなるための身体の使い方として、トッププロの投球時の腕の使い方や身体機能の特徴などを両先生からお聞きすることができました。先生方のお話には、今までの概念が変わる程の衝撃を受け、また臨床にすぐに活用できるものばかりで、今年も目から鱗でした♪
第2部は、ウェルケアわきた整形外科の千葉慎一先生のご講演でした。
投球を運動力学的に分析されながら現場で使える評価、セルフチェック・セルフエクササイズも詳しく教えて頂きました。とても勉強になり、今回も熱く濃厚な野球塾になりました(^^)
最後に、数ヶ月前から筒井先生や山口先生にご指導を頂きながら、スポーツ外来チーム全員で発表スライドを作成してきましたが、スライドの見やすさや内容の伝え方などを学ぶことができました。発表後にはご参加された先生からも、分かりやすいと声をかけて頂き、とても充実した準備期間になったと感じています。来年の野球塾はさらに『伝わりやすく内容の濃い発表』になるよう頑張ります。
今回コロナ禍にも関わらず、ご参加されたみなさま、またご講演された先生方、改めて本当にありがとうございました。是非また来年もご参加、ご講演をよろしくお願い致します。
私たちの発表も楽しみにしていてくださいね♡
野球塾スタッフ集合写真!
発表前日
文責:小玉 宜範
小池 真由
今年度、PT部門の目標『理学療法の専門性の追求 ~装具療法の基礎を学ぶ~』に関して、装具について知識を高めていくため、様々な取り組みを行っています。その一つとして、いつもお世話になっている、馬場義肢製作所の現場見学をさせて頂く事となり、10月2日(金)に当科から数名で訪問してきました。
また、今回参加したスタッフに感想をいただきました。
~感想~
今回、装具やコルセットの作成を見学させて頂いた事で、装具を作成するためには患者様に合わせた精密な測定の他、計測した数値に正確に合わせ作成する技術が必要である事を改めて知る事が出来ました。今回の見学から、装具を作成する際には、患者様・義肢装具士とのコミュニケーションを大切にし、より正確に患者様に合った装具を作成出来るようになりたいと思いました。
遠藤駿
義肢・装具は、学校の授業や臨床でよく見るものですが、そのほとんどが完成された物ばかりです。今回は、その制作現場を見せて頂き、型の制作から素材の加工、支柱やベルトの調整など、様々な過程を踏み、細かな気配りの下制作されているという事が分かりました。改めて今後のリハビリにおいて、患者様にとって適切な装具を選定出来るように、考えていきたいと感じました。身近にあっても知らない事が沢山あり、とても勉強になりました。貴重な体験をさせて頂きまして、本当にありがとうございました。
佐々木恵
普段患者様に使用している短下肢装具・長下肢装具の制作過程や、実際の工程を見て驚く事ばかりでした。自分は、プラスチック版を削ってから熱風などで形を整えると想像していました。熱したプラスチック版を下腿モデルにかぶせ真空状態にする所謂❝しぼり❞の工程を実際に見て、スタッフの方達の職人技と経験・技量が織りなす早業に感激しました。この度は、義肢装具に携わる事の多い理学療法士として、現場を見学するという貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。
川口胡桃
<見学場面>
本当に貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
文責:海老名茂光
今年度当院リハビリテーション科にトレッドミルが導入されました。
トレッドミルとは流れるベルトの上を歩行するリハビリテーション機器です。
スピードの調節や傾斜角度を調節しながら歩行することが出来、患者様の能力に合わせた歩行訓練を行うことが出来ます。
実際に患者様が使用している様子です。
トレッドミル導入が入院生活で低下した体力の回復や、歩行能力の向上の一助になればと思います。今後も患者様の目標やニーズに合わせたリハビリテーションを行い、より早く元の生活に戻れるよう援助していきます。
文責:大門 祐貴
三浦 潤也
令和2年8月29日~30日、青森県の浅虫温泉で第二回スティミュレーションセラピー学術大会に参加してきました。今回は「基礎を知り、最先端を追う」をテーマに行われました。
昨今の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、今学会は現地開催およびZoomを使用したweb開催という形式で行うこととなりました。
一般演題として、当院からは波田PTが「脳卒中片麻痺患者に対し上肢HAL単関節を用いた治療介入」、佐藤STが「経頭蓋的磁気刺激治療と言語聴覚療法の併用が書字能力の向上に繋がった失語症患者の一例」という演題で発表を行いました。
一般演題の他にも、29日の特別講演では畿央大学大学院健康科学研究科主任教授の森岡周先生が「病態メカニズムに基づいたリハビリテーション治療戦略」を、30日には聖マリアンナ医科大学リハビリテーション医学講座教授の佐々木信幸先生が「急性期脳卒中リハビリテーションにおける磁気刺激の役割」について、最新の情報を交えながら、大変興味深い話題をお話しして下さいました。その他にも著名な先生方の講演を聞く事が出来、とても貴重な経験になりました。
一日目終了後には懇親会が開かれました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ソーシャルディスタンスを保ち、積極的な交流は出来ませんでしたが、青森県の美味しいご飯を食べ、途中津軽三味線の演奏があるなど楽しい会になりました。
今回の学会を通して学んだことを今後の治療に取り入れ、患者様に還元できるよう頑張っていきます。
文責:福士 琢哉
山鼻 惠介
野崎 翔大
令和2年7月14日(火)、当院にNESS H200 Wirelessが導入され、説明会が開催されました。NESSとは表面電極を用いた機能的電気刺激装置です。脳卒中・脊髄損傷などの中枢神経障害による上肢の運動麻痺が対象です。
筋力増強、関節可動域の改善による手指機能改善だけでなく、局所血流の増加、筋肉のこわばりの減弱、むくみの改善などの効果があると言われています。
片手でも装着が可能で簡便であり、安全性が高いため、高齢者でも使用できるそうです。麻痺で困っている多くの患者さんにとって自立の一助になると期待されています。
説明会の様子です。
実際の装置です。
NESSを使って治療を行っている場面です。
これからも新しい治療を取り入れて、患者様に還元できるよう頑張っていきます。
文責:佐藤 昇太
福士 琢哉
入院中の患者様は、室内で過ごされることが多く、どうしても季節を感じることが少なくなってしまいます。少しでも季節を感じられるように、回復期病棟にご入院中の皆様に、貼り絵を作製して頂きました。
病棟の掲示板に掲示していますが、季節感があり、少し明るい空間が出来たと思います。
これからも、季節に合った作品や催し物を企画していきたいと思います。
4月の作品『桜』
5月の作品『こいのぼり』
6月の作品『あじさい』
製作風景
文責:佐藤 昇太
海老名 茂光
新型コロナウイルスの蔓延によって我々も今まで以上に念入りな手洗いをする場面が増えています。
実際に当院リハビリテーション科で実施している手洗いをご紹介致します。
①流水で手を十分に濡らします。
②石鹸を適量とります。
③手のひらをこすります。
④手の甲を伸ばすようにこすります。
⑤指先や爪の間は特に念入りにこすります。
⑥指の間もくまなくこすります。
⑦親指をねじるようにこすってよく洗います。
⑧手首もしっかり洗います。
⑨最後にしっかり流水で洗い流します。
水で流した後は乾いたペーパータオルで拭く事が推奨されています。
皆さんも正しい手洗いをマスターして感染予防に努めましょう。
文責:飯田 早織
大門 祐貴
2020年度もスタートし、函館新都市病院リハビリテーション科にも新入職員が加わりました。
理学療法士5名、作業療法士5名の計10名が入職しましたので、今年の抱負とともに一人ずつ紹介します。
<作業療法士>
名前:佐藤 柚生(さとう ゆずき)
出身校:札幌医学技術福祉歯科専門学校
抱負:精一杯頑張ります!!
名前:西村 菜那(にしむら なな)
出身校:北海道リハビリテーション大学校
抱負:患者様に寄り添ったセラピストになれるよう頑張りたいです。宜しくお願いします。
名前:三田地 洋平(みたち ようへい)
出身校:札幌リハビリテーション専門学校
抱負:早くチームの一員として力になれるよう頑張りたいと思います。
名前:大坂 真央(おおさか まお)
出身校:弘前医療福祉大学
抱負:一生懸命頑張ります。宜しくお願いします。
名前:今 優佳(こん ゆか)
出身校:北都保健福祉専門学校
抱負:患者さんの元気な笑顔が見られるよう頑張ります。宜しくお願いします。
<理学療法士>
名前:丸山 翔太(まるやま しょうた)
出身校:看護リハビリ新潟保健医療専門学校
抱負:理学療法士になってから9年になります。これまで整形外科疾患を中心に臨床と研究に取り組んできました。特に肩関節に特化した理学療法を専門的に学んできました。少しでも力になれるように頑張ります。
名前:遠藤 駿(えんどう しゅん)
出身校:札幌リハビリテーション専門学校
抱負:みなさんが望む生活ができるようにがんばります!!
名前:佐々木 恵(ささき めぐみ)
出身校:札幌医療リハビリ専門学校
抱負:先輩方の良い所をたくさん吸収できるように、日々勉強していきます。また、患者様に対する思いやりの気持ちを忘れず、誰からも信頼して頂けるような理学療法士を目指して頑張ります!!宜しくお願いします!!
名前:川口 胡桃(かわぐち くるみ)
出身校:札幌医学技術福祉歯科専門学校
抱負:患者様が「楽しい」と思えるようなリハビリを提供できるよう、綿密にコミュニケーションを図り、介入の仕方を工夫できるよう頑張ります!!
名前:石田 亮介(いしだ りょうすけ)
出身校:北海道大学医療技術短期大学
抱負:函館生まれ、函館育ちです。理学療法士28年目の新入職員です。右往左往、手探りで一日でも早く新しい職場に慣れること、スタッフの名前を覚えることが喫緊の課題です。同期の新人達と同じ新鮮な気持ちでリハ科を支えます。
新入職員10名を含め、全体として64名となりました!!
今年もリハビリテーション科一丸となり、頑張っていきます!!
文責:飯田 早織
リハビリテーション科理学療法士 山村 広樹係長にインタビューさせて頂きました!
_お疲れ様です。よろしくお願いします!
山村:お願いします!
_函館新都市病院に入職して何年目ですか?
山村:21年目になります。5~10年目はあっという間でした。
_係長がここを選んだ理由はなんですか?
山村:学生時代にいろいろ実習に行って、どの実習も厳しくて。函館新都市病院はリハビリスタッフも看護師さんも人が温かいし、雰囲気もいいなと思い、実習中に当時の職場長に「ここで働きたいです」って言いました(笑)
_すごいですね(笑)最初の職場は何人いたんですか?
山村:10人…くらいだと思う。
_全然聞いたことなかったですね!初めて聞きました(笑)
_今のリハビリテーション科の雰囲気はどう感じますか?
山村:すごいフレンドリーな感じが好きで、各病棟ごとがチームとして動いていると感じています。同期同士も仲良くやっていて正直うらやましいと思っています。
_今の質問に関連してくるんですけど、これから取り組んでいきたいことはなんですか?
山村:今、やりたいことはみんなが働きやすい環境に出来ればと考えてます。レイアウトを変えたり業者に特別清掃してもらったり・・次はウォーターサーバーかな(笑)
_いいですね(笑)飲みたいですね~(^_^)
山村:あとは今は各病棟単位で動いているけど、さらに脳卒中チームや呼吸器チームなども将来作りたいと考えています。
_おぉー!!いいですね・・・。
_最後の質問です!みなさん同じことを聞いているんですけど、
係長にとってのリハビリテーション(プロフェッショナル)とはなんですか?
山村:おー!すごいね(笑)リハビリテーションとは…。常に心がけているのは患者さんを家族だと思うこと。そう思うだけでより親身になれるし、より患者さんの立場で考えられると思ってます。病気だけを診るのではなく患者さんの生活も背景も含めた『人』を診て介入することが大事だと考えてます。それがより良い治療へ繋がると思っています。
_おーすばらしい…。係長のプロフェッショナルですね…。
貴重なお話ありがとうございました!!
本日のゲスト:山村 広樹
インタビュアー:大村 慶樹
川口 紗耶
令和2年1月8日、回復期リハビリテーション病棟集団レクにて『書き初め大会』が開催されました(^_^)
「70年ぶりに筆をとったよ」「久々で何書いたら良いか分からない」「睦月ってどう書くんだっけ?」と楽しい声が溢れていました。
今年の抱負や好きなこと、ご家族様への思い、一文字一文字から患者様の思いが伝わり、胸が熱くなりました。
入院されている患者様に季節を感じてもらい、日々リハビリ漬けの中にも日常を感じてもらい、患者様同士の関わりの中から活力が得られるよう、今年も集団レクレーションを企画していきたいと思います。
参加された患者様・ご家族・スタッフの皆様、お忙しい中ご協力ありがとうございました。今年も多くの参加をお待ちしております。
文責:宮本 裕美