今年度、PT部門の目標『理学療法の専門性の追求 ~装具療法の基礎を学ぶ~』に関して、装具について知識を高めていくため、様々な取り組みを行っています。その一つとして、いつもお世話になっている、馬場義肢製作所の現場見学をさせて頂く事となり、10月2日(金)に当科から数名で訪問してきました。
また、今回参加したスタッフに感想をいただきました。
~感想~
今回、装具やコルセットの作成を見学させて頂いた事で、装具を作成するためには患者様に合わせた精密な測定の他、計測した数値に正確に合わせ作成する技術が必要である事を改めて知る事が出来ました。今回の見学から、装具を作成する際には、患者様・義肢装具士とのコミュニケーションを大切にし、より正確に患者様に合った装具を作成出来るようになりたいと思いました。
遠藤駿
義肢・装具は、学校の授業や臨床でよく見るものですが、そのほとんどが完成された物ばかりです。今回は、その制作現場を見せて頂き、型の制作から素材の加工、支柱やベルトの調整など、様々な過程を踏み、細かな気配りの下制作されているという事が分かりました。改めて今後のリハビリにおいて、患者様にとって適切な装具を選定出来るように、考えていきたいと感じました。身近にあっても知らない事が沢山あり、とても勉強になりました。貴重な体験をさせて頂きまして、本当にありがとうございました。
佐々木恵
普段患者様に使用している短下肢装具・長下肢装具の制作過程や、実際の工程を見て驚く事ばかりでした。自分は、プラスチック版を削ってから熱風などで形を整えると想像していました。熱したプラスチック版を下腿モデルにかぶせ真空状態にする所謂❝しぼり❞の工程を実際に見て、スタッフの方達の職人技と経験・技量が織りなす早業に感激しました。この度は、義肢装具に携わる事の多い理学療法士として、現場を見学するという貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。
川口胡桃
<見学場面>
本当に貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
文責:海老名茂光