今日はリハビリ科の新入職員教育体制について説明します。
一、医療人・社会人としての教育体制
リハビリ科では新入職員の教育として4月から6月までの約2ヶ月間、新入職員に向けて毎日勉強会が開催されます。講師はリハビリスタッフです。内容は、接遇・マナー、電話対応など医療人・社会人として必要な『対応の仕方』についての指導から脳卒中などの脳血管疾患、骨折などの運動器疾患、肺炎などの呼吸器疾患の治療方法や、病気になった直後である急性期のリスク管理や検査結果のみかたなど臨床にむけた内容となっています。
下の写真は症例検討会の時の写真です。悩んでいることに対して先輩スタッフが優しくアドバイスをしてくれます。
以下にスケジュールの一例を載せています。内容は専門的な難しい用語が出てきますが、以下にある通りさまざまな内容を行っています。
<平成26年度 リハビリテーション科新人教育研修会>
また、4月からの一年間、一人の新入職員に対して一人の先輩スタッフがつき、相談にのったり治療に関する指導を行います。
二、チームでセラピストを育てる。
1)指導者(プリセプター)の配置
新入職者一人ひとりに指導者を配置し、年間を通じて評価・治療などの臨床的指導のみならず、悩みの相談や健康管理を維持出来るよう心掛けています。
2)副担当の配置
担当患者様ごとに副担当を配置することで、様々な評価の仕方や治療の考え方を学んでもらうために行っています。
3)チームで育てる
指導者や副担当を配置するのみならず、各チームで新入職者を育てていきます。チーム内で情報共有のための『チェックリスト』の導入やチームミーティングにて新入職者の現状や課題を検討・対策をしていきます。
今年度はPT4名、OT2名、ST1名入職し総勢53名となりました。まだまだ発展途上の段階ですが、最適・最良のリハビリテーションサービスを提供できるよう努力していきます。
文責:福井 郁