下肢のしびれ・麻痺
疾患概要
下肢のしびれや麻痺は、足や脚に感覚異常や運動機能の低下が生じる症状です。これらの症状は、神経の圧迫や損傷、血流障害、代謝異常など様々な原因によって引き起こされます。一時的なものから慢性的なもの、軽度から重度まで幅広い症状があり、日常生活に大きな影響を与える場合があります。
主な症状
- 足や脚のピリピリ・ジンジンとしたしびれ感
- 感覚の鈍化または過敏
- 筋力低下
- 歩行困難
- 足の冷感
- 皮膚色の変化
主な原因
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 坐骨神経痛
- 糖尿病性神経障害
- 末梢神経障害
- 血行不良
原因・症状
問診・神経学的検査: しびれの範囲や筋力低下の程度を評価
- 血液検査: 糖尿病、ビタミン欠乏症などの代謝異常の検出
- 画像検査:
- レントゲン検査: 骨の変形や異常を確認
- MRI/CT検査: 神経の圧迫や脊椎の状態を詳細に確認
- 神経伝導検査/筋電図: 神経の伝達機能や筋肉の電気的活動を測定
治療
保存的治療
- 薬物療法:
- 消炎鎮痛剤
- 神経障害性疼痛治療薬
- ビタミンB12などの栄養補助剤
- リハビリテーション:
- 生活指導:
外科的治療
- 椎間板ヘルニアに対する手術療法
- 脊柱管狭窄症に対する除圧術
- 末梢神経の圧迫解除術
基礎疾患の管理
- 糖尿病の厳格なコントロール
- 高血圧の管理
- 禁煙支援
受診について
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